ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

Category:軽度アスペ・ACな妻

アスペ妻の記録~長女誕生・新天地~

2014-03-11 Category:軽度アスペ・ACな妻

新天地へ

長男誕生から3年、めでたくも第二子に恵まれた。
そして私の仕事も大きく変わろうとしていた。とある地方の企業からオファーがあり、新天地への移動を妻も喜び、背中を後押ししてくれたので、人生をかけるつもりで転職。地方での新たな生活を始めた。
慣れない環境と仕事ではあったが、希望には溢れていた。しかし、妻は夕方になると眠気に襲われたり、何かしら体調が悪いなどアンバランスになっていた。
さらに広い家に住んだことで長男の大騒ぎが激しくなり、またほとんどと言ってよいほどしつけに無関心な妻との影響で、しつけをする父親の前では黙るか逃げるかの状態が始まる。

部分的育児放棄の結果が出始める

やがて長男は歩く様になった長女と二人で、父親がいないと大暴れ、父親がくるとあからさまに黙るを繰り返すようになる。
どんどんそれが酷くなり、露骨に繰り返しているのだが妻は無視。
小さな事の様だが、これを毎日、いる度にやられると、段々とリビングに入るのが嫌になる。入る度、背を向けられたり、逃げられる日々が2年も続けば誰でもそうなる。
それを相談しても妻は
『気づかなかったー』
ばかりで動かなかった。
朝から足を踏み鳴らすよに大騒ぎ、走り回る。妻はと言うと、黙々と朝食を作っていたり、保育所に提出するカードへの報告日記の文章に頭を悩ませていたりする。
実際、朝から大暴れしたからといって人生が終わるわけではないが、父親と母親の前であからさまにやるやらないの手のひらを返すのは問題だ。すでに影響は出始め、
父親の前だと静か⇒いなくなると開放感で暴れる⇒妻は何もしない⇒さらに暴れる⇒父親が来ると気まずくなる
この繰り返しで、父親が来ると気まずさから緊張するようになり、話しかけただけで硬直するようになる。
妻はその状態にも気が付かなかったの一言。
単純作業は進んでやるので、子どもの世話はする。しかし、子どものしつけなど、子どもの人間性に関わる事には全く入り込もうとはしない。
子どもはと言えば母親の前では大騒ぎ、わがまま放題。父親の前では沈黙、逃げる。
妻は叱らないかわりに、フォローも気配りもしないので、子どもたちとの関係にメリハリがなく、甘えたい時はグズって母親に世話をさせる方式になる。子どもならありがちな事だが、うちの場合は頻度と長さが違う。
一日中、何日も。
ずっとグズりっぱなしだ。
自閉症スペクトラム(アスペルガー)の人には、自分の体調や心境の変化に鈍いタイプの人がいるのだが、うちの長男と長女はこのグズつきがさらにプラスされ、甘えたいのか、疲れたのか、体調が悪いのか、嫌なことがあったのか、どれもハッキリしない。自分の口で伝えることもできない。
グズついた原因が分かるのは数日後なんてのもザラである。

追い詰められてゆく

家に帰ると子どもたちの不安定さ。妻はすぐに寝てしまい、相談すらできなければ、コミュニケーションも取れない。
地方に来たことが仇となってしまった。将来への不安などは、現在の状態を誰かに認めてもらえるなら、頑張れる。自分が今はどうなのかが分かることが安心に繋がるからだ。その認める人物が自分だけであっても。
しかし、この頃の自分には
家庭を支える父親の役目
・地方に連れてきた責任
・妻が出来ないしつけの肩代り
・子どもとの関係不良
・誰にも相談出来ない孤独感
ばかりが募り、最も信頼していた妻まで【どこか他人事】。もう自分で自分を認めているだけでは、心を支えきれなくなってきていた。
だんだん自分が追い詰められていくのが、手に取るように分かる。
そしてトドメを指したのが、仕事の突然の解雇だった。理由は会社の資金難。家庭の不和・経済状態の悪化・将来設計の消失。最悪の事態が待っていた。
■今だから分かること
この時の我が家は本当に病的でした。反応も薄く、ぼんやりした表情の妻・汗だくになるほど大暴れするのに、父親の前では押し黙る息子
家に帰ってもどこかひんやりとしていて、心が休まらない。
さらにこの頃、長女の癇癪や黄昏泣きなどの問題が激しくなり、夕方以降はまともに食事も取れない騒動が続きます。一つ一つは誰かが死んだり、怪我したりするほどのことではありません。しかし、打てる手がない状態の問題が、自分以外の家族全てが起こしていて、そして私以外に誰もフォロー出来る人間がいない。
今の自分がこの時代に行くことができたとして、この頃の自分にアドバイスが出来るかといえば、何も出来ません。
『子供二人が言葉を理解できるようになるまで、
子供が多少落ち着いてカミさんに余裕がでるまで、
今は耐えろ。
でも、しつけからは逃げるな』
と、当時の私が分かっていた事となんら変わりません。
彼らが自閉症スペクトラム(アスペルガー)だとは当時の自分は分かっていません。
しかし、何かがおかしいことも、今は何も出来ない時だとも理解はできていました。
本当にただただ、耐えなくてはならないし、でも逃げたり黙ったりも出来ない。
実はこれ、唯一の解決策だったんじゃないかと今は思います。
自閉症スペクトラム(アスペルガー)の子どもを育てる時、どうしようもなく耐えなきゃいけない時期が続くことがあります。それは本人が成長して理解しない限り、その不安がなんなのかを伝えられない時です。
言い方を変えようが、なだめようが怒鳴ろうが、本人の脳が発達して、その出来事や考えを認識できなければパニックになることがあります。そこで変に動けば余計に焦げ付くだけだったり。
この時の長男の1人緊張ループは、ここから2年近く続き、自然となくなります。

【つづき】⇒~夫の限界~

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中の人

  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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