妻
書いてある内容をちらっと
他人事
無事出産を遂げ、妻も順調に回復して退院。
ようやく家族がそろった。
ようやく家族がそろった。
しかし……
想像以上に手がかかる。聞いていたものとはまるで違う、長男との昼夜問わない戦いが待っていた。
想像以上に手がかかる。聞いていたものとはまるで違う、長男との昼夜問わない戦いが待っていた。
そして、妻の様子も微妙な変化をみせる。それは『どこか他人事』。
子供の世話はする。しかし、注意や気を配るなどが著しく欠如していた。同棲開始の2ヶ月間にあった、あの上の空な感じ。
そんな中、ようやく私の仕事も決まり、社会復帰を果たした。前職とは違い、毎日帰れるし、遅くもならない。
最高の幸せが訪れるはずだった。
最高の幸せが訪れるはずだった。
しかし、家に帰ると何か違和感がある。それは長男が『どこか普通ではない』不安と、妻の『どこか他人事』な感じ。これは当時は本当に何なのか分からなかった。
部分的な育児放棄
妻は子どもを見ているようで見ておらず、様子の変化に鈍く、また、タイミングよく教えたり叱ることがなかった。
そこを聞くと
『うーん、まあ叱るほどでもないかなぁーって思ってた』
『ああ、気がつかなかったー』
『まだ小さいし、いいかなーって』
『うーん、まあ叱るほどでもないかなぁーって思ってた』
『ああ、気がつかなかったー』
『まだ小さいし、いいかなーって』
確かに子どもは小さいが、基本的はこの姿勢で、ようやく叱っても自信なく『こらっ』と言うだけで、なぜいけないかなどの説明をしようとしない。
そこを指摘しても
『そういうのよくわからない』
と流されてしまう。
『そういうのよくわからない』
と流されてしまう。
この辺りから段々と、家事にたいしても効率化や便宜ではなく、自分のやり方に固執するようになり、一度決めた自分の習慣を頑なに守ろうとする。
これが後に様々な障害となる。
これが後に様々な障害となる。
■今だから分かること
産後の不安定な情緒もあったのでしょうが、話しかけても返事が無かったり、耳がよく聞こえていない感じだったり、そこにいない感じが続いているようでした。
この頃の記憶はかなりボヤけているらしく、当時は自閉症スペクトラム(アスペルガー)が陥りやすい『パニック』とはちょっと違い、静かに混乱し自分がそこにいないような『現実感のない・自分の身体じゃない感じ(離人症)』になっていたのだと思います。
離人症は精神障害に分類される症状ですが、実際アスペルガーと精神障害の一部は見分けがつかないものもあり、離人症と同様な状態が自閉症スペクトラム(アスペルガー)起こっているケースも耳にします(うちでは長男と娘にも起こっている)。
これは今でも陥いることがあるようですが、たいていは同時に複数の物事に望まなければならない時に起きているようです。
現在はこの離人症様状態に陥った時、まず『今は◯◯の時間だからそれをやる』と、物事をシンプルにとらえ、2つ以上の思考をしない様に訓練中です。
現在はこの離人症様状態に陥った時、まず『今は◯◯の時間だからそれをやる』と、物事をシンプルにとらえ、2つ以上の思考をしない様に訓練中です。
かなり改善が見られ、不思議と『耳がよく聞こえていない感じ』も治まったのか、聞き返しや聞き間違えが順調に減ってきています。
【つづき】⇒~長女誕生・新天地~
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