ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

自閉症スペクトラム(アスペルガー)とは

自閉症スペクトラム(Autistic Spectrum Disorder)は、『アスペルガー症候群』『高機能自閉症』を含む、自閉症の一群の障害を指す言葉です。
『スペクトラム』は“連続体”という意味。つまり自閉症と関連した特徴を持った人ということです。対して普通の人を定型発達者といいます。
自閉症の定義は
対人相互反応の質的な障害
意思伝達の著しい異常またはその発達の障害

活動と興味の範囲の著しい限局性

つまり、【人間関係の作り方が苦手】【気持ちを伝えるのが苦手】【興味とか趣味趣向が一辺倒】になる人のことです。
この自閉症に【知能の遅れ】がない人を『高機能自閉症』や『アスペルガー症候群』と呼びますが、この2つには厳密には違いはありません。
自閉症スペクトラムはイギリスのローナ・ウィングと言う人が、
【重い自閉症~アスペルガー症候群をつながりのある障害】だと提唱したものですが、
2013年に精神医学界が改定した「DSM」(世界的な診断基準)で、自閉症やアスペルガー障害をまとめて自閉症スペクトラム(ASD)と呼ぶことに決まりました。
まだ、馴染みがない方が多いと思うので、当サイトでは自閉症スペクトラムとアスペルガーを併記しています。
この改定前にアスペルガーと診断された娘の場合、サックリ言えば次の様な特質があります。(人によって違いますので参考程度にして下さい)
自分の気持ち、他人の気持ちがわからない。
絵本などで登場人物の感情が言えたりするが、どこかズレがある。もしくは素っ頓狂な答えが返ってくる。
自分のやり方と違ったり、思ったものと違うと混乱する『いつもと違う』『こうするものと思っていた』などの現実と思考のズレで混乱し、フリーズしたり感情的になったり。
身体の感覚が“遠く”なることがある
自分がそこにいてそこにいないような、感覚の距離感があることがある。話を聞いてはいるが、実感が伴わないなど
感覚の敏感・鈍感
まぶしい/騒音/肌触りに敏感だが、自分の尿意や暑さ寒さなどのサインには鈍感。
コミュニケーションが一方的
思ったことを言ってしまう。
相手の状況を考えないなど。
などが主なところですが、最も特徴的なことといえば
『こだわり』『とらわれる』などの視野・発想の狭さと、気になることへの『過集中』がポイントとなったトラブルが多いです。
ただ、これらのズレは『激しくずれている訳ではない』のが我が家の特徴で、多くのことで『少しづつ』ズレていて、指摘したりするとリアクションも少しずれていることがほとんど。
そして、本人がこのズレに『とらわれる』と、大きく自信を失ったり、フリーズする原因になります。
我が家の当事者3人はそれぞれに個性が違いますが、このポイントは共通しています。
■対応として
自閉症スペクトラムは治りません。
発達障害と言われていますが、この社会が定型発達者が多数派で、その社会に対して順応していくのに独自の脳の反応が邪魔になっているだけと言う見方もあります。
考え方や根本的なものの見方を変えることは出来ませんが、対処や回避方法をマスターすることで、本人や周りが苦痛を感じない生活を送ることは可能です。

また、定型者が『まんべんなく』こなせる事に対し、ASDは『一極集中』や『完全主義』がありますが、これは双方一長一短。抑え方や見るべきポイントを理解していけば、長所に転化していけるのも同じです。

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中の人

  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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