ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

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手記

気まずい雰囲気でしゃべれなくなった時の会話方法

2014-05-20 Category:手記
自分のミスから相手を怒らせてしまった後など、気まずかったりバツが悪い時に【黙りこんでしまうタイプ】の方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
私自身、こういった感覚に陥りかける事は過去に何度かありましたが、正直ここで沈黙をつづけてよかったことはあまりありません(震)
だいたい次回の余計なハードルになるだけでした。
今回はそう言った【気まザー】(←酷いな)の中でも、軽度自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の特性とACの特質が強かった妻と、同じく軽度自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の長男が、黙りこんでしまうクセを乗り越えた対処法をまとめてみたいと思います。

固まる理由とデメリット

まず、なぜ固まっているかを知っておくことで、そのデメリットを把握しておけば、後の一歩が楽になります。
大抵の場合、この時は『やってしまった』『どうしよう』と言う恐怖心から、『何か話さなきゃ』に気持ちが向かってしまいます。
この『何か話さなきゃ』が非常に大きなハードルになり、硬直する原因になります。
特に『人の気持ちが分かりにくい』や『大切な人だからどうしよう』など、相手の心の動きに対して不安を抱えていた場合、自力で抜け出すのは非常に困難になってしまいます。
この時、『気まずさ』と『何か話さなきゃ』など、複数の思考対象が入れ混じっているのがパニックの原因になることが多いです。人間なかなかふたつのことを同時にするのは難しい。ここに『気まずい』などの精神状態を左右する要素があれば尚更です。
固まる時間が長くなれば結果的に沈黙が続き、それがまた気まずさにつながり、動けなくなってしまいます。これは記憶力が強かったり、鮮明なイメージで憶えられる人ほどキツくなる傾向にあるようです。
よくありがちなのが、『もう触れないほうがいいのかと思って……』と引いてしまっている状態。
これは『気まずい⇒沈黙⇒気まずい⇒沈黙』の悪循環になることが多いですし、結局嫌な思いをした相手が余計に嫌な気持ちになる時間を増やすだけです。相手が話しかけてくるのを待つのは『怒らせた相手に、さらに終わらせようと甘える』ことと同じです

実際は何が起きているのか?

相手はなぜ黙っているのでしょうか? あなたに怒り狂っているのでしょうか? あなたを完全に拒絶しようとしているのでしょうか?
実際、本当に怒り狂っていたり、絶望的な状況の場合、相手はまずあなたの近くにはいないでしょう。まず出ていきます。そこにいるということは、怒りはあるものの、その興奮状態の収めどころが分からず、時間に助けてもらおうとしていたりすることが多いです。または、呆れている状態で、あなたの出方を薄~くうかがっている時もあります。
まず、整理するべきは『なにが原因でこうなってしまったのか』ということです。申し訳無さはまず置いておいて、これを把握しなければ余計な思考対象が増えて困惑するだけです。ここに集中し、なるべく早くに答えを出してください。分からなければ『分からないことをどう伝えるか』を考えます。
その答えの程度としては『こうだからこうなった』と、『自分のこれが原因かもしれない』の2つが把握できていれば良い程度です。相手との解決をはかるものなので、完璧はいらないと考えたほうが無駄が少ないと考えてください。
そして、『今、相手はどれだけ怒っているのか』のなるべく客観的な印象をつかむことです。
LV5/爆ギレ:まさに怒鳴り中
LV4/大怒り:近づくだけで声を荒らげる、睨むような状態
LV3/怒り:苛立たしく物音を立てたり、完全無視する状態
LV2/やや怒り:聞こえるようなため息、こちらに対し顔を背けようとする感じ
LV1/呆れ:つまらないものを見るような目。会話に消極的。敬語がキツイ。
LV3~5は『謝罪』の領域ですので、謝り方を考えるべきです。
※謝り方については下記の関連記事をごらんください
LV2以下が今回の会話方法の対象になります。
これは相手がどんな状態であろうと、あなたがパニックを起こしていい理由にはなりませんし、打ちひしがれれば解決の時間が伸びてしまい、結果的に『相手が不快な時間が延びる』だけです。場合によってはここで沈黙を続けることでレベルアップすることもあります。

具体的な会話方法

ここで『なにを話せばいいか……』となっている人は、複数思考で困惑している可能性が高いと思います。
そういう場合は、もうストレートにひとつの思考に絞る方が頭がスッキリします。つまり『気まずい原因になった事をポジティブな会話で終わらせる』ことです。
この【終わらせる】にこそ集中するべきです。
ポイントは声のトーンは深刻にしないこと。
また、しかめっ面をするとトーンが落ちますし、ポジティブさが出せなくなるので注意です。
原因が分からない時の例
さっきは本当にごめんね、ああいうのよく分からなくて、今後こうやって嫌な気持ちにさせるの嫌だから教えて?
えらく直球のようですが、今後の関係性を望む“前進への意欲”が感じられます。沈黙よりは数億倍ポジティブです。ここでまた相手が怒るのであれば、その言葉に真摯に耳を傾けましょう。ここでも固まらないで、自分のわからないことを明確にすることが大切です。目的は終わらせることですから。これでも硬い雰囲気があるなら、次の【原因が分かっている時の例】に移行してください。
原因が分かっている時の例
さっきは本当にごめんね、本当、ああいうのよく分からなくてさ。今後気をつけるね
こちらもえらく直球ですし、ただ謝ってるようにしか見えません。しかし、それでいいんです。『ごめんなさい』は便利なもので、色んな意味合いが内包されています。
この2つの例にしても、始まりが【さっきは本当にごめんね】になっていますが、これはあなたの全ての非を認め、断罪するものではありません。いわば【不快にさせちゃったことを、解決したいから話しかけるよ】の合図です。【本当に】などの装飾をつけて気持ちを演出しています。
要は
気まずくなったら、それを言え!
です。
最初の一言が出るだけ肩が軽くなりますし、前進を感じさせる言葉があれば、相手の肩も軽くなることがあります。妻はこれを繰り返し、パニックになる要素が多すぎて、言えないような時は【気まずくなったら、それを言え!】を言い続けました。以前は嫌な空気が漂っても、平気で1~2週間『考えてた』で放置するタイプでしたが、これの導入後、その日のうちの解決が当たり前になりました。
長男の場合は非常に敏感で、私が真顔になっただけで『お父さんが不機嫌なんじゃ!?』と焦りだし、『何か話さなきゃ!』とハマり込んでいたのですが、この時の沈黙にも応用が利きました。不安になると『お父さん?』と声を掛けるだけをさせましたが、それに対する気の抜けた『…ふ~ん?』を聞くだけで落ち着くようになりました。なんにせよ、沈黙を一歩破るアクションが大切だったようです。
現在は『家族はいるだけでいい』などのキーワードが浸透してきているので、私の顔色を伺うようなことはありませんし、会話に妙な使命感を持つこともなくなったようです。

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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