2歳の後半から、運動会などのイベントでパニック泣きが始まる。妻を見つけると近くに行きたがり大泣き。手が付けられなくなる。イベントの合間はずっと妻から離れようとしない。不思議なことに妻が隠れたり、不在だと落ち着いている。
妻がいる間はダメなようだ。
しかし、なぜか演劇などの発表会では、ひとより目立とうとし過ぎ、演劇以外のことを始めようとする。
オーバーな身振り手振りで一番前に出てきたり、他の子の正面に立って次の台詞を教えてあげようとしたり。（その子はできている）
結果的にひとり違うことを始めるため、演目は失敗に終わる。
そして、イベントの後は、家で大荒れになる。
■今だから分かること
自閉症スペクトラム（アスペルガー症候群）を理解する前は、本当にイベントなどなければいいと思っていました（乾笑）
この頃は保護者会役員幹部だったために、私の参加は強制的でして……。
この頃は保護者会役員幹部だったために、私の参加は強制的でして……。
今は逆に私への愛着が強くなりすぎているため、私の参加は必要最低限におさえています。
だいぶ軽くはなりましたが、まだまだ春は遠い。
だいぶ軽くはなりましたが、まだまだ春は遠い。
運動会などはいくつもやることがあったり、他の子の種目との絡みなど、自分の立ち位置や『やるべきこと』が分かりにくいため、パニックになりやすかったのだと思います。人混みなどは逆に積極奇異型になるほど、距離感なく知らない大人にベタベタするので、直接的な原因としては薄いかなぁと思います。
問題は保育所に通うようになって2度めの運動会で些細な事から混乱し、母親の存在を見つけてしまったことから余計に不安を煽ってしまったようです。そしてその『記憶』が彼女をその後も不安にさせる事になります。
それを裏付けるように、母親や私が参加しないタイプのイベント（例えば保護者の祖父母を集めての草だんご作り祭りなど）では安定していて、問題行動やパニックになることはなく、むしろ他の子よりも落ち着いているとか。
そして、疲れると荒れやすい娘は、イベントの後の荒れ方が酷く、少しでも触れようものなら泣きだすほどの不安定になります。本人は『疲れている』がその感覚が解らず、ただただ不安を作り出し、原因がわからないから『お布団の部屋で休む』などの提案も『一人にさせられる！』となり拒否していたのでしょう。
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うちの娘の場合、自分なりに『何を不安に思っているか』が分かるようになった時から、イベントパニックが治まった気がします。それが分かるような話ができるのは5歳になってからでした。
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中の人
夫。30代。
定型。フリーのデザイナー。
自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。
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