ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

Category:軽度アスペルガーな長男

長男

小学1年生:調子に乗るとやり過ぎるアスペルガー長男

2014-07-02 Category:軽度アスペルガーな長男
小学生に上がり、子ども会や地域のイベントに参加するようになった長男(6歳)。
しかし、案の定、目が据わって落ち着きがなくなり、悪ふざけがエスカレートしていく。
そのうち、同じように騒ぎすぎるタイプの子と組んで、チキンレースの様にどこまで調子に乗れるか試し出す。
そんなある日、調子に乗りすぎた彼は、子ども会のイベント中に大人の話を聞かずに走り回り、不注意で壁に激突。
反動で後ろに倒れて背中を強打。しばらく呼吸が上手くできなくなるショック状態に陥った。周りで引率していた子ども会の大人集も一時騒然としたようで、すぐに電話連絡が来たほどだった。
今までの注意も合わせてかなり響いていたようなので、ここで一気に畳み掛けることにした。
■今だから分かること
心身ともにショック状態だったので、まずはこちらが落ち着き払い、声のトーンを一定にすることに集中しました。怯えが入っている時に、彼に同調する表情を見せると、その恐怖に呑み込まれていってしまう性質があるためです。
小学校とは言え、まだ6歳。その場の雰囲気で盛り上がってしまい、ふざけすぎてしまうこともあるでしょうが、彼にはこの頃、言い続けていた事がありました。
【よそはよそ、うちはうち。ダメなものはダメだ】
【お前は誰よりもまず落ち着いてるくらいが一番楽しめる】
なれない環境や、初めてのイベント等で興奮すると、どんどんエスカレートしていく彼の性質は、“イベントだし、たまには思いっきり羽を伸ばさせてやるか……”などはなんの意味もありません、理性や概念を超えた例外は害悪でしかありませんでした。
というのも、本人はただ興奮し、自分を止められずどんどん刺激を求めてエスカレートしていくだけです。こうなるとすでに【楽しむ】などという概念も忘れていて、どれだけ暴れようが満足はしません。
それどころか、彼の本心での行動ではないため、興奮が冷めた頃に正気でなかった自分に怯えたり自責に潰れてしまいます。
これを繰り返す度に【親のいないイベントで楽しむ=大暴れ・興奮するもの】と決まりきったかのように、スタートからのテンションが一辺倒になっていきました(悪い意味でのアゲアゲ野郎)。
親がいる状況であれば、彼の興奮を超える刺激を与えるか、我に返るためのキーワードをぶつけられるのですが、他の大人の引率となればそうもいきません。
やらかす度にこれらを言って聞かせ、彼の自制心の強化と、興奮を高める以外での楽しみ方の獲得をまっていましたが、不謹慎ではありますが私にとって、正直今回の件は渡りに船でした。
彼の【興奮すると調子に乗りすぎる】傾向に対しては、
A・自分でけじめを付けさせて起こした事を理解させる
B・自分が興奮状態になった時の感覚を思い出させる
C・自分が興奮状態になった時に取る行動の傾向を理解させる
の3つが有効でした。
具体的に取った対策は以下のとおりな感じです。
A・自分でけじめを付けさせて起こした事を理解させる
彼が落ち着いたところで、まずはどれだけの人たちに心配をかけ、その心を痛めさせたかの説明をし、本人にもけじめを付けさせるために、後日、ご近所に住む運営の方々に謝らせました。
『あの時は、心配かけてごめんなさい』と。
うちは地域の方々に恵まれていて、子ども会の運営の方々も、彼の謝罪に対して
『元気すぎるくらいがいいんだよ、でも次からは気をつけてな!』
と、肯定しながら次へ活かせるような言葉を、どなたも掛けてくださいました。
これでまず長男本人が自責と次への不安を解消出来たようです。
同時にお互いの顔を認識しあえるという利点も生まれました。
その上で、今度は彼が落ち着いていたら楽しめたはずのイベントや催し物について、全て一から説明しました。自分の一時の快楽が、一体どれだけ自分の損につながったかを理解させるためです。これは責めたり反省を促すというよりも、
『ああ~もったいねぇな! こういうの凄く楽しいのに! 損したんだぞ』
という立ち位置で、話を進めて行きました。
途中から自分でも
『うわぁ、ぼく落ち着いていればよかった……またやらないかなぁ』
と悔しがりはじめていたので、こちらは隠れてしたり顔です。
B・自分が興奮状態になった時の感覚を思い出させる
最初に興奮し始める直前の胸の高揚感や、唇の感覚などをなるべく思い出させ、それが興奮の印だと認識させ、合わせて“そういう時にはゆっくり10秒数える”を教えました。
C・自分が興奮状態になった時に取る行動の傾向を理解させる
興奮している時にばかり同調してくる友達と、その時の行動を思い出させ、今後その子たちのリアクションを欲しくなった時は、自分が興奮状態である可能性があるとも伝えました。
一度に全てができるようになるとも思っておらず、これらを今後毎回言っていくつもりでしたが、彼にとって相当にショックだったのか、それとも自分の興奮状態への認知を深めて状況を理解したのか、この一件以来パッタリと雰囲気に呑まれることがなくなっていきました。

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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