ASDでACの妻と
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Category:軽度アスペルガーな長男

長男

小学1年生:よその家・小学校で暴れるパターン解明│アスペルガーな長男

2014-07-26 Category:軽度アスペルガーな長男
ふだんは“落ち着いている・しっかりしている”と、ご近所さんから褒められることが多くなった長男。しかし、同時にいくつかの家や場所では、暴れすぎたりはしゃぎすぎて問題を起こしてしまうケースも起こっていた。
それまでは無軌道で範囲が絞れなかったものの、一年生の終盤になる頃には大分落ち着いてきていて、その【暴れる・はしゃぎ過ぎるパターン】もある程度特定されつつあった。
パターンとしてはこんな感じ
Aタイプ:環境由来型
・イベントなどで目新しい場所に来た場合
・親への来客や訪問などの自分がメインでない環境の変化
・周囲に興奮気味or言葉使いの荒い子供が多い環境
Bタイプ:自己圧迫型
・体調不良時などの不快感からの反動
・漠然とした不安や悩みがある時のストレス対応
・“楽しく”を誤解した場合の無理なハイテンション
両タイプ共にかなり頻度は減ってきていたものの、意外な所でAタイプの【周囲に興奮気味or言葉使いの荒い子供が多い環境】が猛威を振るいつつあった。
これはよそ様の家や小学校で起こっていたために、知ることは出来ず、また一年生だからと周囲も甘く、保護者や先生から報告が受けられるようになったのは、様々な問題に移行し始めてのこと。
その影響が出ていたのか、長男はふだんはしっかりしているが、特定の家や場所では乱暴な行動に出ていて、親としてそれがどんな心理から来るのかが、非常に判りづらいものとなってしまった。
その理由が【許される場所だと思って開放した】のか、【特定の要因がある】のかでは対処が違ってくる。この頃の彼はまだ、私からの【注意】に対して極端に重く受け止める性質があり、ポイントがズレた時にも話を合わせて聞くだけのオートガードモードになってしまう。
彼へのより細やかな観察が必要になった。
◾︎今だから分かること
まず、彼の性質として【興奮⇒刺激を求める】の混同が強く、何をするかの目的があっという間に消え去る点がひとつ。また、【遊ぶ⇒大騒ぎする】の混同も根強く残っていたようです。これはわが家の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の当事者である、長男と娘に共通してみられる両極的な発想が根底にあります。
以前にまとめた記事では、イベントなどの特殊な環境での対応でしたが、今回の問題は【他所様の家】と【小学校】という頻度も高ければ、変化の多い環境で、しかも親の目が届かないことです。
※過去記事⇒小学1年生:調子に乗るとやり過ぎるアスペルガー長男
対応を取るにもまずは彼の傾向をこちらがハッキリと掴む必要がありました。これには本当に時間と手間が掛かりましたが、具体的には次の通りです。
・遊びに行く前にどこへ行くのか聞くのを徹底
・帰ってきたら何して遊んだのか聞くのを徹底
・問題を起こしやすい家の子が遊びに来た時は要観察
・問題を起こしやすい家にはよく挨拶をし、ざっくばらんに様子を聞く
また、運がいいのか悪いのか、段々と情報が集まってきた時にわが家で大きな問題が発生。これにより一気に彼の心理を解明するに至りました。
ある日、かなり大勢の友達を連れてきた長男は、そこにいる全員で興奮を煽るような遊びを始め、どんどんエスカレート。三回目まで注意をしましたが聞く様子もなく、物を壊し始めたのでまず全員の前で長男を叱り、全員が静まり返ったところで退場させました。
この時の彼らの行動が非常に大きなヒントになったのです。
まず引き金になっていたのは【乱暴な言葉使いが多い子の発言】です。長男はその提案や意見を煽りブースターの役割を果たし、それを具体化させて盛り上げ本人のブレーキを阻害させます。そのまま長男自身は興奮状態を上げつつ、他の子にも暴れるタイプの遊びをけしかけ、それを煽るような行動を取るのが見受けられました。
どちらかと言えば受動的なタイプの長男が持つ、【煽られに弱く、また人も無駄に煽る】と言う、極端な結末を生み出す言動のパターンです。
これでかなり見えてきたので、その日の夜に諜報活動の総仕上げに掛かりました。
私『今日、怒られた理由は分かってる?』
長男『……うん。お家の中で大暴れしたから』
私『そういう遊びになったのは、何でだか分かる?』
長男『……わかんない』
叱られていると極端に受け取り、どんどん硬直していく長男。
私『じゃあ、○○くんの家ではこうやって遊んでるの?』
長男『え? ううん、こういう風には暴れない』
私『でもさ、△△くん家と■■くん家ではやるでしょ?(※冒頭の問題が起こりやすい家のこと)』
長男『………! ………する』
私『だって、ふたりの家はおもちゃ一杯だし、優しいおじいちゃんおばあちゃんしかいないし、ふたりとも言葉使い荒いもんね』
長男『……! ………???』
私『いいかい? 【楽しい=暴れる】じゃないよ。本当に楽しいことは、落ち着いて静かにやってても楽しい物だよ』
長男『あ、うん。なんかわかる』
私『君のは興奮するとすぐにどこででも、いつもと同じ【おおはしゃぎ】してるだけだから、そういう本当に楽しい遊び方が下手になる。最初はルールのある遊びをやって練習していくといい』
実際はここで紙に書かせると、続きの話まで憶えてもらえる確立が上がりますが、まだ字に不慣れな一年生ですし、意外と言葉からの理解力もある方なのでそのまま続けました。
私『あとね【強い言葉=なんでもできる強さ】じゃないよ。子どもはすぐに強い乱暴な言葉使いをしたがるけど、それは早く強くなりたいっていう子どものおさるさんの気持ちと一緒だよ。だから君は強そうな言葉を聞いたからって、何かをしなくちゃいけない訳じゃない。「なんだよそれ(笑)」って笑って流すだけでいい方が多いんだよ』
長男『強いことば……』
私『ああ、△△くんとか■■くんとかが話す時に使う、乱暴な言い方だよアニメとか漫画のしゃべり方みたいな強がった感じ』
長男『ああ、うん、わかる。そういうの多い』
私『で、別に実際は強くないだろ? 彼らは他の子に比べて勉強ができたりスポーツが出来たり、ケンカに強いとかあるか?』
長男『ない』
私『ひでぇ、即答だなおい、まあいいや。これは今は意味分からなくてもいいよ、でも耳には残す感じで憶えておいて欲しい。【周りに強い言葉が溢れたからって、お前たちは何でも許された強い奴らじゃない】ってこと』
長男『あ、いや……なんかそれもう分かるよ』
私『まあこれは大人になるまでにみんな何度か間違える場所だから、ゆっくり考えときなよ。すぐに答え出したりわかった気になっても意味ないよ、その度に思い出す方がいいくらいだ』
長男『わかった』
私『今日、君が家で大暴れしちゃった理由は、そういうタイプの子の言葉をそのまま信じて、君も“なんかしてやろう”ってなっていったんじゃない? そんで、そういう気分のままだったから彼らに勧めた遊びも、暴れるタイプの遊びばっかりになっちゃったってこと』
長男『うん』
私『△△くんとか■■くんとかの家で暴れちゃうのは、そういう理由と優しいおじいちゃんが何でも許してくれるからだろ? 今すぐ直そうとか思わなくていいから、自分がそういう時に【なんでもしていい・もっとしていい】って勘違いしやすいって事を思い出せるといいね』
長男『そうなったらどうすればいいんだろう』
私『簡単だよ。ルールのある遊びに変えればいい。トランプとかゲームとかね。ブロックでなんか作るのもいいかもね』
最後に、ここまでのポイントである
・『たのしい』は『あばれる』じゃない
・『つよいことば』はなんでもしていいことじゃない
・こまったらルールのあるあそび
を紙に書いて視覚的に見せて完了しました。すぐに理解できるものではないことは分かっていますが、積み重ねが大事なので。
それでも一定の効果はすぐに現れ、外での問題行動は激減しましたが、結局【強い言葉使い】の子どもの前では、【楽しい=暴れる】がどうしても出てしまい、後の【いじめ問題】の引き金になっていきました……。

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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