ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

Category:アスペルガーな娘

5歳:打算的・演技がかっていて育てにくい子ども

2014-05-19 Category:アスペルガーな娘
人の評価を意識するあまり、全てにおいて演技がかったような、“打算”を感じる表現や行動ばかり。みんなが自分に注目していないと気づくと、すぐさま
つまらない”とか“寂しくて傷心”といったシーンを演出しようする。
例えば兄の運動会で、みなが競技に注目しているのを感じると、急に母親に抱きつき、イヤイヤするように顔を擦り付ける。そして、チラチラと周りの反応をうかがっている
また、周りの大人が弟を可愛がり始めると、『ここはつまらない。いつ帰るの?』と終わらせようとしてくる。特に依存の強い父親に対しての意識は激しく、もはや、ふつうの会話すらもできなくなってしまう。
常に父親の評価を意識するあまり、通常の判断や思考もできず、兄弟が父親に話しかけた内容や、褒められたことをオウム返しのようにやってみせる。生活が終始そんな様子で、何か発言したらすぐに父親を確認したり、ちょっと何か音を出しただけで『怒る?』とうかがってくる。
いつも近くで『青の線か赤の線か…』と悩む、

爆弾処理班の様な緊張感。
そのせいで
元気⇒常に演技⇒疲れる⇒演技する事への苦痛⇒パニック⇒殻に閉じこもる⇒元気⇒
の無限ループが続いていた。
■今だから分かること
この頃、この演技がかった言動が大爆発しました。
保育所でも家でもイベントでも外出先でも。常に彼女は他者の視線や評価を意識し、無関心を感じると『落ち込み』や『否定』などで、大人の意識を集めて満足しようとします。しかし、同時に『評価が下がる』ことにも強いこだわりがあるため、その行動に対して激しい後悔を起こして潰れてしまいます。
【愛情が足らないんじゃないか?】
ふとそんな事を思っては、自分を責めてしまったこともありました。私の母からもそのようなことを言われて、激しく打ちのめされたこともあります。しかし、今なら分かることがあります。
【彼女は誰にでも、“そうした距離のとりかた”をすることに、とらわれていただけ】
ということです。決して愛情が足りなかったのではなく、彼女自身の“人との関わり”が、こういったものだとしか認識できていなかったということです。
この5歳の時期は、親としては本当に地獄でした。
人への意識を勝手に解釈してパニックを起こしていて、それが全てでありながら、自分の気持ちや行動を理解できていないのです。それを助けようと声をかければ、そこにあるのは“正される(私は間違った)”という解釈でとらえられるので、激しい緊張から硬直、顔面蒼白で震えだしたりします。
他人の反応が自己評価の全て。
そこに自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の特性の一つである、『表層的な思考』が絡んできてしまいます。具体的には“父親の意識を集めるために、その場限りの嘘をつこうとしたり、母親をこき下ろしたりする”といった、前後関係や結果を考えない行動に移ってしまうことです。
これが【打算的】の正体だったのかもしれません。
結局は相手に感じ取られているのですが、結局ストレートに“甘える”とか、“好き”と伝えることが出来ないのです。
『抱きしめてとにかく受け入れる』なんて方法も取りましたが、こういった認知であると共に、知性が高いため、結局『問題を起こせば抱きしめてくれる』と曲解してしまいました。
そして、こういった言動も前後関係などと時間が連続していないため、自己評価が高まっている時はすっかり忘れていたりします。昨日まで散々、人の気を引こうと演技を繰り返して疲弊し、私に青ざめて震える反応を見せていた娘が、翌日には満面の笑みで近づき『お父さんは私のこと、だいすきなんだもんね~♪』と過去の言質をとって来るのは困惑しました。『昨日の今日でそう言えるのはなんなんだ?』と。
正直、よその父親と娘の関係を見る度に、【いいなぁ、ああいう真っ直ぐなの……】と憧れたり、長男が連れてきた同級生の女の子との屈託のない会話に、【うわ、なにこの画期的な関係!】とカルチャーショックを受けていました(震泣)
最終的に彼女のこういった言動に対処できたのは、彼女自身の『人との距離の理解』と、『人といる時のルール作り』でした。具体的な対応などは少しずつまとめていきたいと思います。

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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