ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

Category:手記

手記

自閉症スペクトラムの子どもと定型家族の年齢別すれ違うケース

2014-03-22 Category:手記
※あくまで我が家のケースです。他の家庭やお子様の発達では必ずしも一致はしないと思います。
また、流れが似ているかといって自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)や、発達障害であるわけではありません。我が家は現在長男が8歳なので、ここでは8歳までの流れです。
ただ、横で読んでいた妻も『ああ……そうか!』などの反応があったので、大人の自閉症スペクトラムの方にも響くポイントはあるかもです。
これからの見通しや、過去を振り返る際に『こんなこと言ってた奴がいたなぁ』くらいで思い出していただければ幸いです。

ステージ1:0才~

第一関門。睡眠障害や理由の解りにくいグズり泣きの時間が多く、一般的な子育ての方法論とのズレに疑問を持つなど、親が何かしら【育てにくい】といった感覚を感じる事がある。ただし、個性の範疇であることもあり、見分けもつかなければ、一定した対策もないのがこの時期。
すれ違いポイント
親が疲弊しやすい。母親も家族も産後の不安定な時期でもあり、不安や困惑の元が多いため、子どもの世話がうまく行かないことや周りの意見に傷つくことも多い。
抱っこしてなんとかなるものでもなく、実際本人(当事者)的にはフタを開けてみたら意外と『寝入りのモヤッと感に不安になった』程度だったりするのかも。
また目が合わないなどの感覚から『必要とされていない』と感じてしまうこともあるようです。

ステージ2:1才~

自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群/高機能自閉症)は、目立った生育の遅れなどが出るわけでもないので、ここでも判断はつかない。ただ、機嫌や行動、表情などから独特な印象を受けることもある。うちの場合、軽度アスペルガーの長男と定型の次男はこの頃から『ダメ』などの言葉に反応が見られたが、アスペルガーの娘の場合は我が道を行く感じで、そういった意思の疎通は希薄だった(※あくまで我が家のケースです)。

すれ違いポイント

何がとは言えないが、一般的な『目が離せない』とちょっと危機感が違ったりします。まただんだんと『こだわり』が見え隠れしてくるので気難しさを感じたりします。
浮世離れした雰囲気が出始めるのも実はこの辺りかもしれません。

ステージ3:2才~3才

好き嫌いなどの自我が出始める頃、うちの場合はイヤイヤが過ぎて自分が窮屈になってしまったり、出来る事が一気に減っていくなどが問題に。また、注意や教えられることを嫌がり、教育役からあからさまに逃げるようにも。狭い自分の世界を反復するように没頭している印象で、無視や返事をしないなどが散見する。
反応するポイントが独特なので、最悪、四六時中パニックになることも(うちですわ)。

すれ違いポイント

第二関門。地獄の難所。本人のパニックなどが激しくなり、少しのことで大きく動揺したりするので、考えが分かりにくくなります。
またどこまでが普通の『イヤイヤ期』なのか分からないため、困惑の元になりやすい。
我が家では意思の疎通は不可能に近い時期でした。逆に『愛着』などが激しくなる子もいるとか。

ステージ4:4~5才

人によっては地獄の難所。保育所などで周りとの行動に『違い』が出てくる頃。また、『依存』や『愛着』が強くなりだす頃で、距離感の問題が起こることも。パニックの理由などが分かっては来るが『どこまで分かっているのか分からない』こともすれ違いに繋がりやすい。我が家はここから娘の療育スタート。

すれ違いポイント

なまじ言葉が上手くなってくるだけに、親がわかったつもりになりやすく、斜め上の現実に度肝を抜かれる。
『え!? そんなふうに思ってたの!!!?』など驚きの連続がある。『依存』や『愛着』がこじれるともの凄く難しいことになることがある(うちですわ)。その際、親は本人の投げかけてくる矛盾だらけの愛に苦悩することも。
『好き過ぎる』『好きすぎてパニック』の裏には単純な『依存』があったり。

ステージ5:6才~

無駄なパニックなどが自然と減ってくる。ただしダメなものはだめ。周りが成長するに連れて、教室で1人先生の指示を聞いていないなどが分かるようになってくる。ただ、『愛着』と距離感のバランスがとれてきているため、とてつもなく『かわいい』と感じる時間も。宿題や勉強タイムの設定に苦労する時期。我が家ではここから長男の療育スタート。

すれ違いポイント

本人の成長や発達から分かることも増え、うまくいくことが増えてきます。その分、パニックを起こされた時に『喪失感』が半端無くやってくることも。また『学習障害(LD)』などが見受けられ、一定周期で不安を感じさせられることが起きたりする(イベントとかイベントとか)。

ステージ6:7~8才

療育の効果が出たり、本人の発達でステージ5より格段に親は楽になる。ただし、小学校低学年なのを忘れてはいけない。『依存』や『愛着』に関してもまだまだ波はあったりなかったり。
すれ違いポイント
表情が作れるようになるので、パニックに気が付けないことが増えたりします。また本人も『パニックになっている自覚』が無い中フリーズしていたりして、同じ問題を繰り返すことも。段々と発想の転換などが必要になってきます。

まとめてみると……

あくまで我が家の年表ではありますが、問題が多かった時期の共通点や傾向といえば、
他人との距離感を獲得する時期
自分の気持が分からない時期
が多かったと思います。
これらは年齢によって程度の差はありますが、その年相応の深度があり、そこにピントを合わせることが上手くいかないと、困惑したりフリーズの原因に。

他人との距離感を獲得する時期】とは、

親に対して、『どこまで甘えていいか』『自分で考える所と親に支持してもらう所』などの判断がつかないとパニック・フリーズ・問題行動が勃発していました。

また、家族との関わり方にも『こうしなくては』『こうじゃないと』などの自分ルールを作ろうとしてしまう傾向があります。
そのため、成長に連れて自分ルールと現実や親の認識にズレが出るため、お互いに混乱を生むことも。

自分の気持が分からない時期】とは、

完全にわからないのではなく、『自分がこう思っている気持ちはどこからきたか』『なぜこう思っているか』など、心に浮かんできた“想い”を上手く理解できない時に起こっているような気がします。
例えば父親が近くに来た場合に、『お父さんがきたから遊んでもらおう』と思った時に、
『なんて声をかければいいか分からない=不安』『不安=怖い』など、最初に浮かんだ心の揺れが連想ゲームのように不安・怖いなどのマイナスなジャンルに引き込まれ、実際どれだけ些細な不安だったのかもわからないまま、そこに『とらわれる』と爆発していました。
といった具合です。
定型発達の子の場合はこの辺の問題に対して、心の発達や距離感の認識が“向いている”ため、大きなズレになっていない気がします。見ている先がだいたい同じ感じ。
うちの上ふたりは上記の2つの“ピントを合わせる機能”が上手く働いていないため(望遠鏡を反対から覗いてる感じ)、イラストやジェスチャー、たとえ話や自作絵本などの力を借りて一般論を伝えてきました。

現在でも何につまずいているか分かれば教えてあげられるのですが、パニクっている最中は、正直お手上げなこともあります。

『そんなに考えこまなくても、こう考えればいいのに』とか思っていると、全く別のポイントで混乱していたりというのが、我が家のすれ違いパターンの王道です。

【関連記事】⇒フリーズの対応

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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