ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

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手記

禁煙と禁酒、うつ症状改善にとった対策と注意点

2014-05-13 Category:手記
家族の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の診断。そこから初めて知ったカサンドラ症候群などの、本人を含めた、家族に起こる影響や二次障害のこと。
私自身、妻とのコミュニケーションの不一致や不安感と、当事者の子ども二人からの、依存や問題行動からくるストレスで、二度に渡る激しいうつ症状に悩みました。
今回はこの時にとった対策のひとつ、『禁煙』と『減酒』にまつわるお話です。『ピース』1日に1箱、毎晩日本酒換算で三合程度の飲酒。それまでは一生つきあっていくつもりでした……。

うつ症状に対し禁煙を選択した理由

『脳卒中の確立が~』とかの統計的な健康被害の話は抜きにして、
ニコチンの薬物としての効果に対して着目しました。
ニコチンは脳内物質のコントローラーになってしまう
本来、脳内では3つの物質がバランスをとりあって、正常な精神状態を作っています。
タバコを吸うと、一瞬にしてニコチンがそこに到達し、脳内物質を放出させます。
この時、リラックスしたような感覚になるのですが、ニコチンが排出されればバランスが崩れ、不安感やイライラを起こします。
もう一度ニコチンを摂取すれば、通常程度のリラックスに戻れますが、人間の体は優秀なので脳内物質を自力で出すのをやめてしまいます。実はこの優秀な脳のメカニズムが原因で、薬物依存と精神依存が起こるのですが、説明を始めると非常に長くなってしまうので、リンクだけ後に紹介させていただきます(私が禁煙に成功したサイトも貼っときますね)。
要約すれば
心の安定状態が薬物に支配されてしまうため、バランスがとれなくなる
ということです。
禁煙すればこの支配から逃れられ、2週間もすると脳内物質の分泌は正常になると言われています。
実際、禁煙開始1~3日までが薬物依存の離脱症状で辛くなりますが、その後は『ぼんやりとした不安感と喪失感』がモヤモヤとつきまといます。この不安定な感覚が【安定状態を支配】されていた事による弊害、バランスが保てない事による不安です。これが【精神依存】と呼ばれる状態で、心の強い弱い、依存心のあるないに関係なく、禁煙を失敗させる恐怖心です。何が原因でこの不安が起きているか分からなければ、この恐怖感は耐え難いものとなります。
(バランスが早く戻ればこの期間も薄く短く済むということでしょうか)

禁煙うつ

このバランス崩れによって起こることがあるのが『禁煙うつ』です。
これは『幸福感』や『安定感』をもたらすセロトニン分泌のバランスが乱れることで起こると言われています。
健康な人でも起こる可能性があり、これも意思の強さなどが問題ではなく、脳内物質のバランス(体質)の問題なので、すでにうつ症状の見られる方が禁煙する場合は、意思にも相談したほうが良いかもしれません。
私がこの『禁煙鬱』に対して気をつけていたのは
・精神的に重圧のある時期に禁煙を始めない(娘が安定する時期を狙う)
・朝になるべく陽の光を浴び、脳内物質の分泌を促す
・なるべくウォーキングなど、歩く時間を作る(セロトニン対策)
・食べ物の栄養バランスを考え、ビタミン系サプリメントも採る
・お腹をとにかく温める(セロトニン対策)
特に最後の『お腹をとにかく温める』は徹底的に行いました。
この頃はまだ減酒は見送り中でしたが、お酒を熱燗やお湯割りなどに切り替えたり、冷たい飲み物は口にせず。
というのも、体内のセロトニンのほとんどが腸内にあり、腸内の温度維持などに消費されているとの記事を読んだことがあるからです。
これらの対策が功を奏したのかは分かりませんが、激しく悪化することはありませんでした。

禁煙を踏み切った時期

まず、最初の我慢どころ『三日間の離脱症状』対策に、出かける予定や仕事のない連休をあてがいました。
三日を過ぎると楽になり始めるのですが、上記の『禁煙うつ』の問題を踏まえて、仕事も家庭も比較的安定する時期に望みました。わが家の場合は、イベント多発時期(5~9月)が不安定になりやすいので、その前3ヶ月の余裕をみて、2月からのスタートを切りました。

禁煙にやったこと

情報収集と『禁煙アプリ』や『禁煙フリーソフト』の利用が一番役に立ちました。
精神依存は自分の不安の原因を知るのが最も分かりやすいので、分かりやすくしっかり教えてくれるサイトを熟読しました。
『禁煙アプリ』や『禁煙フリーソフト』は禁煙を始めてからの期間をカウントしてくれたり、そこでの浮いた金額などを算出してくれるものを選び、ゲーム感覚で楽しむなど非常に心の支えになりました。
さらにそれを機会として、歯医者さんにクリーニングしてもらいに行ったのも良かった気がします(もう汚したくなくなるから)。
※禁煙に役立ったサイト。私はここを読んでやめられました♪
禁煙先生のブログ

減酒へのチャレンジ

禁煙成功の大きな支えとなった、『禁煙サイト』で憶えた『依存のメカニズム』の影響が強く、アルコール中毒のメカニズムも調べた所、似たようなポイントがありましたので、減酒は苦ではありませんでした。
最初に1ヶ月禁酒した所、判断力や思考力に明らかな冴えが出始めたので続行。
ただし、その後、週末やご褒美の日だけ飲む『減酒』に移行しました。
まだ完全にはわが家の問題がクリア出来ていないからです。
ここまで書いておいて難ですが、『薬物』は上手く利用する方法もあると思っています。
(タバコは命に関わるくらい、相当な理由がない限り戻っちゃダメだけど)
※当時さらっと流し読みだけした本
人によって効果は高いらしいのですが、私はすでに必要ではなかったようです

禁煙・減酒・うつ緩和後に思うこと

うつの時の心理状態は、何かしら『こうするしかない』『こうにしかならない』と、ネガティブというよりも『狭い視野』の考えにとらわれていたような気がします。思考が限定的になっていってしまう感じ。
そこに大きい波が来ると、そこにどんどんネガティブな気持ちが上乗せされていってしまい、『こうするしかない』『こうにしかならない』『なにもできない』と動けなくなってしまいました。
元々、どちらかと言えばそう言った『狭い視野』の視点を排除して物事を考えるタイプだったので、これは本当に困惑しました。
状況を解決できないにしても、ちょっとでも心や思考を動かせる隙間があれば、苦しい気持ちがなくなるのですが、思考が限定的になっているので非常に厳しくなります。
こうして書いてみると、なんだかわが家の当事者3人が、壁にぶつかっている時の思考に似ている気がします。
もしかしたら、彼らを理解しようとするあまり、同調し過ぎていたのかも知れません。
禁煙と減酒をして思ったことは、その限定的な気持ちの外枠が、やめた分だけほんの少し緩くなったということ。
例えば頭が重くてキレがないと、1日の疲労感も大きく行動力が低下してしまいますし、それだけでも思考する範囲が狭くなったような印象を受けます。しかし頭が動いていれば、狭い思考にとらわれても、ちょっと頭を上げて遠くを見ようとする余裕ができるのです。そう言ったベース部分の余裕が低下していたことは実感しています。
現在は『やっていた』も『やめた』も含めて、自分を知るいい経験だったと思っています。
自分の頭の中にある脳ミソが、その通りに引き起こす現象を体感するには、いい勉強になりました。
いわゆる『ああ、自分にも起こるのか!』ってやつです。
まあ、最初から『やらなくて』も良かったことかもしれませんが……。

【関連記事】⇒ADHDやASDの人はお腹を温めるといい?【安定と二次障害対策】

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中の人

  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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