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手記

【簡単速わかり】自閉症スペクトラム・発達障害関連用語解説一覧

2014-07-14 Category:手記
私が家族の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)を知らなかった時、いつも助けになったのがインターネットでの検索でした。
特に用語などの概念を知り、当てはめて考えたり、【自閉症スペクトラム 転動】など組み合わせて検索にかけることで、短時間の内に多くの知識を得ることが出来ました。(一つの用語に対しては複数サイトに目を通すとより確実な知識になります)
今回は用語などで、当初の私が分かりにくかった部分や混同しやすかった部分、メールやプライベートで質問の多い部分を、なるべく短く簡単にした解説集にまとめてみたいと思います。

発達障害の名前に関する言葉

■自閉症
暗いから・口数が少ないから自閉症ではありません。脳の部分的な機能の違いで、コミュニケーションや物事の意味合いの捉え方、興味や活動に偏りがでやすいことを指します。
先天的なものなので治療できるものではなく、療育などでトレーニングしていく形になります。後天的なものは自閉症とは言いません。
■自閉症スペクトラム障害(ASD)
以前はIQが70以上でアスペルガー症候群や高機能自閉症などと分けて考えていましたが、アメリカ精神医学会が出版している『精神障害の診断・統計マニュアル(DSM-Ⅴ)』により、これらの名称が廃止され、自閉症と連続しているものとして【自閉症スペクトラム障害】と範囲が大きくなりました。また、障害という言葉が実情的に沿っていないという観点から【自閉症スペクトラム症】と呼ぶようにもなっています。
■アスペルガー症候群(AS)
自閉症と同じく、コミュニケーションや物の捉え方、興味の持ち方などに障害があるものの、全体的なIQに遅れはない。DSM-Ⅴにより診断から消えたことに。
■広汎性発達障害(ADD)
コミュニケーションや社会性の獲得になんらかの障害があること。知能が高い場合も低い場合も含まれる。アスペルガーと同じくDSM-Ⅴにより診断から消えたことに。
■レット障害
精神遅延を起こす神経疾患。生後5ヶ月~一年半ほどで発症。『手もみ行動』などの自己刺激行為が目立ち、知能・言語・運動能力などに遅れが出るなどがある。相互的な社会性を持たなくなるので、周囲への関心は持たなくなる。
染色体異常での障がいであることがわかったため、自閉症からは外された。
■グレー・グレーゾーン
障がいがあるかないかのあやふやな状態。
■ギフテッド
IQ130以上の高知能児。知能指数が高いからといって、教科での点数や成績とは関係がないことが多い。突出しているカテゴリーによって能力や、弊害が生まれることがある。
■定型・定型発達者
発達に障害のない、一般的な発達をしている人。
■チック症・トゥレット症候群
体の一部をピクピク繰り返し痙攣させたり、激しいまばたきや頭を振るなどの独特な繰り返し行動や、咳払い・ため息、場合によっては特定の言葉などの目立つ反復行動が起こること。

発達障害の特徴

■ごっこ遊び・再現遊び
『ごっこ遊び』は自分がそのキャラクターになりきって演じる遊び。
『再現遊び』は以前に見た情景を再現する。“~って言って!”や“違う!”が多い。
■多動と転動
『多動』は立っている時や座っている時にソワソワ・モジモジ無駄な動きが多いこと。
『転動』は注意がすぐにそれてしまい、気が行ってしまったり席を立ってしまうこと。
■常同行動・ロッキング
手の平をひらひらさせたり、体をゆらゆらと揺らしたり、ぴょんぴょん跳ねたり、回ったりと反復的な行動をとる。感覚的な刺激を得ようとしていたり、一定の刺激で安定しようとしているとも言われる。
■低緊張
筋肉の緊張が弱く、姿勢を保つのが困難だったり、歩行時に支障をきたす。
■パニック
いつもと違ったり、理解不能な状況や思考力のオーバーワークになったときに、興奮状態や激しい常同行動・自分の頭を叩いたりかきむしるなどの自傷行動に出ることもある。混乱状態。
■フリーズ
オープンクエスチョンや設定にない状況に置かれた場合など、葛藤や思考の範囲を超えて思考停止している状態。不安からロッキングが起きていたり、顔をしかめるなどの緊張状態を見せることもある。ひとつの問題について必死で考えていることが多く、意外と会話に正確な返事を返してくることがよくあるが反応速度や温度は低い。
■フラッシュバック
過去の嫌なことや失敗などが、鮮明に思い出され気分を害したりパニックに陥る。
■タイムスリップ
過去の嫌なことや失敗、または記憶に残った状況を、強く鮮明に思い出し、今その場にいるような状況になること。
■重力不安
シーソーやブランコ、たかいたかいなどを怖がる。
■感覚過敏
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚のどれかもしくは全てにおいて敏感。強い場合はそれが原因で、人混みに疲れたり、ギラギラした色の物を不快に感じたり、偏食を引き起こしたりもする。
■触覚防衛
触覚過敏が強く、その敏感な部位に対して極端に刺激を嫌がったり、拒否しようとする。場合によっては歩行困難や睡眠障害になる場合も。触れられる事にも拒否する場合は、触れる意図をはっきりさせたり、広い面で強目に圧迫する感覚のほうが良いとも言われている。
生理的に嫌だというわけでなく、反射なので周りも気にしないことが望ましい。
■視覚優位
耳からの情報や言語などよりも、視覚からの情報の認識が強い特性。100の説明よりも1つのイラストの方が伝わったり、人の行動を見て触発されるなどの性質がある。
目から見たモノのほうが記憶に残りやすく、また認知しやすい。
■聴覚優位
視覚優位とは逆に、耳からの情報が目から入る情報よりも、強く伝わること。
■感覚鈍麻
体調や痛覚、疲労などの体感覚に鈍かったり、そこに気が及ばないこと。知らないうちに疲れの限界を越えていたり、体調不良で苦しいのにそこに思い及ばず不快なまま過ごしていたり。
感覚過敏と被る範囲でも起こったりする。
■0か100か・両極思考・オールオアナッシング
すべてか無か。思考や発想が両極端になってしまうこと。例えば『いい子と悪い子』に囚われると、少しの失敗でも激しく自分を責めてしまったり、調子に乗ってしまったりする。また、自分が今見たものや感じたものが全てになってしまうことも。発想に中間的な柔らかい着地点がない状態をさす。
また否定的な言葉に対して、敏感に反応してしまうこととも、関わりが深いと思われる。
■シングルフォーカス
二つ以上のことに意識をおいて置けず、ひとつの物事にとらわれてしまうこと。
場合によっては今やっている作業に没頭し、何の仕事をしている状態なのかが飛んでいたり。注意力のコントロールの問題。
■愛着
特定の人に強い関係のつながりを求める。発達障害がある場合、一定の愛情が満たされることで解消するなどがないと言われている。さらに、人との物理的な接近を拒否しながら、スキンシップを欲するなどのジレンマが起こったり、愛着する相手に『すべて知っていて当たり前』などの、関係的な距離の認知に無理があることがある。
時に関係を求めることのジレンマから、逆に相手からの愛情表現を“重い”と捉えてしまうこともある。
■過集中
自分の作業に没頭し、時間を忘れたり、人の言葉も耳に入らないほどに集中してしまう。一見長所のようではあるが、自分の身体的精神的なポテンシャルを超えてしまうので、その後に健康を害してしまうなどの弊害が来ることが多い。
■虚脱
過集中後に高確率で来る『燃え尽き症候群』のような状態。いわばあしたのジョーの真っ白状態。何もやる気にならなかったり、意欲も湧いてこない状態が続く。

学習に関わるもの

■学習障害
知的な遅れはないものの、聞く・話す・読む・書く・計算・推理などの学習に関わる部分に、何らかの困難や苦手を示すこと。
■ハイパーレクシア
過読症。1~2歳で読み書きを獲得するなど、目立った発達を見せるが、それに注意をとられて社会的生活に支障をきたす。視覚過敏の一種。
■ディスレクシア
知的な遅れがないのに読み書きができないこと。文字の向きや、音と意味の一致など、視覚情報と意味合いの連携が取れなかったりなど様々な要因がある。
■エコラリア・オウム返し
テレビで聞いた台詞を繰り返したり、大人の言葉をそのまま繰り返したりする。
『即時エコラリア』は意味がわからなかった時などに、繰り返したりすること。
『遅延エコラリア』は耳にしてから間を置いて、適切でない状況で繰り返すこと。
■クレーン現象
比較的幼児期に見られる行動で、言葉や表現を使わずに、人の手を引いてとってほしいものなどの所に連れて行くなどの行動。

発達障害による二次的な症状・問題

■他害
人の心身に害を与える行動に出てしまうこと。
■行動障害
その場にそぐっていない行動を取ってしまうこと。
他害・癇癪・常同行為・爪噛み・脱走・脅迫行動など、自分や周囲に害を与える物をさす。
■二次障害
発達障害などの元々の障害ではなく、ストレスや緊張状態、思考の傾向などから別の症状を引き起こすこと。抑うつ・チック・離人症・行動障害・強迫障害など様々。また、周囲の家族や関係者がその関係性により、同様な症状に罹ることもある。
■離人症
自分がそこにいないような、体が小さくなったような、斜め後ろから見ているような、自分の体ではないような、双眼鏡を逆さに見たような世界観に陥ること。その間のコミュニケーションが、そこに気を取られ困難になったりもする。原因は分かっていないが、ストレスや思考困難な場合に起こることが多い。
■カサンドラ症候群
カサンドラ愛情剥奪障害などとも呼ばれる。ASパートナーを持つ、定型の女性が陥る自己評価の低下やストレス障害などの症候群。

療育や受けられるサービスなど

■療育
障害を持つ子どもが社会的生活に適応できるよう、自立するためのトレーニングや生活などをそれぞれの特性にあった方法で習得していくための保育や医療行為。
■ソーシャルスキルトレーニング(SST)
対人関係や集団生活、または普段の必要な行動を、ひとつひとつ意味合いの理解からリハーサルなどのロールプレイを通じて学んでいくトレーニング。
■感覚統合療法
自閉症や発達障害・学習障害などに対し、本人があらゆる状況でどういった脳の働きから考え感じているかを知り、【感覚の感じ方】を中心にアプローチしていく療法。精神障害や高齢者などにも装用されている。
■認知行動療法
物事に対して自分の心が動いた時、何をどう感じ、どう思ったかなど、【自分の行動と思考の関係を認知】することで理解し、修正していく療法。発達障害や抑うつ状態に有効とされている。
■IQ・知能指数
ビネー式知能検査やウェクスラー式知能検査などがある。年齢での偏差で算出するもので、標準数値は100。高ければ知能が高く、低ければ知能が低いとなる。
しかし、高ければ良いのかといえば、高すぎる場合は周囲との思考レベルがズレ過ぎていることになり困難を生じることがある。また、数値の判断も他との偏差のバランスで見られ、何かに突出し過ぎていてもそれは何らかの困難をもたらすことがある。
■受けられる行政サービスなど
各自治体などによって大きく変わりますし、申請しなければ受けられない制度もあります。
診断を受けた場合はすぐに市役所などに問い合わせることをおすすめします。
(療育ママ友関連が凄くいいネットワークになることも多々あります)

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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