ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

Category:軽度アスペルガーな長男

長男

5歳:とにかく近い・鼻息熱い息子│距離感ゼロ時代

2014-04-28 Category:軽度アスペルガーな長男
つねに緊張状態だったあの頃はどこへやら。完全にお父さん好き好きになった長男(軽度アスペルガー)。
……父は嬉しいが、やや戸惑う。
その顔の近さ。満面の笑みでガッツリくっついて、テレビを見ている私の耳にかかる熱い鼻息。なぜ、12畳のリビングで密着しているのか?
公園に行っても、ふと気がつくと熱い。地肌に当たるゼロ距離熱風。
はぁはぁ熱い─。
ちょ…www 近いってば!
軽い気持ちで突っ込んでみると、急に目をうるうるさせ、うつむき出す。
『どおしてそんなこというのぉ~(泣)』
……ややこしい彼女か君は。
ようし、父さん説得しちゃうぞ!
■今だから分かること
これは放っておいても良かったのかもしれませんが、ちょっと頻度が激しく、一般的な距離感とは言いがたかったので、しっかりと『適正』を伝えることにしました。
そしてこの『ゼロ距離』は単に冗談でも甘えだけでもなく、私への依存の現れでもあったような気がします。
当時、この距離感の欠如は、言葉で理解させるよりも、実際の肉体の距離感から教えたほうが速い気がしていました。……というのも、『仕草や行動は心理と相対関係にある』と言うのが私の持論、気のせいかわが家の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の当事者3人は、特にこの法則が明確なのです。
例えばその前には、何かを断られた時など要望が通らなかった時に『う…ん……』と小声になってうつむいてしまうクセを、『あ、そっかぁ~』と言う言い方に変えさせ、上を見るようにさせてみたところ、ストレス症状の軽減に成功したこともありました。
また注意されている時に、口をパクパクさせるような行動を反射的にとっていたのを、閉じさせるようにした所『叱り』と『注意』の違いに混同しなくなりました。
今回はゼロ距離の補正ですのでもう少し簡単でした。
『はい、長男そこ座るー、父さんここ座るー』と具体的な普通の距離感を目で見せ、その後に『くっついてもいいシチュエーション』と『やり過ぎな距離』を具体的に説明しました。特に意図的に説明したのは『話す時に顔が見れて、気持ちが分かる距離』と、『盛り上がった時にオーバーに動いてもぶつからない距離』を強調したことです。
その上で
『君が嫌だから離れろというのではない。お互い楽しく話したり遊ぶにはちょうどいい距離があるんだよ』
という辺りをこの頃の落とし所としました(あまりケーススタディを一気に増やすと混乱するので)。
これも効果が非常に早く現れ、私の内耳に彼の桃色吐息が掛かることはなくなりました(苦笑)
同時にちょっと会話のテンポがうまくなった様な気がします。
調度良い肉体の距離で、調度良い会話の距離などが見やすくなったのかも知れません。

【関連記事】完全クリアはこちら⇒アスペ長男(8歳)の愛着と依存を軽くした方法

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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