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Category:軽度アスペルガーな長男

長男

小学1年生:宿題に集中できない・学習困難│アスペルガー長男のLD疑惑

2014-06-03 Category:軽度アスペルガーな長男
※こちらはあくまで我が家のケースですので、全ての自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)に当てはまるとは限りませんし、この文章の内容と一致していたからといってASDであることにはなりません。あくまで個人的な話です。
小学校入学後、ようやく学校に慣れるためのレクリエーション的な授業も終わり、通常の授業カリキュラムが始まった。ちょっと驚いたのは宿題の量。最近は毎日しっかり宿題が出るんだなぁ、自分が子供の頃は出ない日もちょくちょくあったけど……。などと感傷に浸るのも束の間、長男の様子がおかしい。
ノートを広げたと思ったら、すぐにあっちへふらふら、こっちへふらふら。
宿題を進める様子も全くなく、とにかく気になる物に注意を奪われてしまう。
私『今は宿題をする時間。ちゃんと座りなさい』
しかし、傾けると目を閉じる人形さながら、設問の文章を読み始めた途端に瞳孔が開く。
あかん……これは意識の八割が精神世界に飛んでるわ。

心の中でなにが起きてるか?

軽度自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の彼が、転動などの注意障害の様相を現すのは、たいてい今やるべきことを見失った時か、それをすることの意図が不明瞭な時に起こります。
こちらが【わかってるだろう】と高をくくっていたり、【当たり前にみんなやってるから、説明するほどでもないだろう】は思わぬ落とし穴になることも。そういう時は彼の認識がズレたまま、先入観なども完成されてしまうので、後の調整が難しくなることがあります。
今回のケースはそういった、認識のズレの入り口ともいえる状態だったと思います。
なぜ、学校から帰ってきたのに、また勉強しなきゃいけないのか】の理由が明確でなく、
宿題はやらなきゃいけないもの】というルールづけが曖昧で、
集中しきれず、メモリを浪費しているところに“分からない問題”が来る】のでハングアップ。
こういった“意図が不明瞭な状態”に上乗せして───、
まだ早い時間だから友達と遊べるかも】という焦りと、
これはつまらないから、楽しいこと起きんかなぁ
という意思決定・覚悟の未消化状態、そして───、
今までの習慣になかったから審議中
習慣の変化が嫌だからとりあえず否定で戻らないか試みる
という変化への戸惑いが折り重なった状態でした。一点突破するための方向が失われていた感じです。
今までの彼の性質から行くと、ここで“苦手意識”を持った場合、勉強全体まるっと“苦手”と処理されそうだったので、まずは宿題と勉強の存在理由と、学校側の意図を説明することにしました。

宿題と勉強の意図

宿題と勉強の意図は、なるべく本人が“有意義なもの”に感じられるよう、あこがれのあるものや興味のあるものになぞらえながら説明していきました。表情や眼の輝きを見つつ、少しずつ改良を重ねて、【定義付け】になりやすいよう、言葉を短く響かせられることを目標にするといいかもしれません。
わが家の場合は、
宿題が出るのは2つの理由から。ひとつは学校の時間では足りなくて出来ないけど、できるようになると大人になった時に、すごく便利なことだから家で続きをさせている。
もうひとつは将来博士とかすごい人になれた時に、自分で研究していくには『自分で勉強する力』が必要だから。

そのためにはまず、【終わるまで座ってられる】【終わるまで目の前の勉強だけを考えていられる】【自分が分からないところを知る】力を手に入れなきゃいけない。
宿題はその訓練になる物がたくさんあるから、『やりたい・やりたくない』じゃなくて、『あたりまえ』になるくらい仲良しにならなきゃいけない。

という説明の後、
自分で勉強する力を得る(長期的)
あたりまえになるまでは嫌でもやる(中期的)
遊びたければ終わらせる(短期的)
の目標の展望をはっきりさせました。
わが家の長男の場合、当時は恐竜博士や天才という言葉に思い入れが強かったので、なにかしら『博士になるには』を入れ込んでいました。説明の際はなるべくイラストや落書きを見せながら、『研究風景ってこんな感じ』などを見せたり、ネットからそれっぽい画像を探して見せたりしていました。

集中力を奪う意外なもの

意外に大きな壁になったのは、子供同士の【曖昧な遊ぶ約束】でした。
今日あそぼうぜ』
あとでお前んち行くわ』
ここには“宿題を終えたら”なのか“宿題の前に”なのかがありません。
その家によって宿題をやるタイミングも異なり、長男が宿題をしている間に近所の子がお迎えに来てしまうこともよくありました(どの家も不慣れだったのかもしれませんが、夏休み明けくらいには宿題後に遊ぶのがスタンダードに)。
この曖昧な約束は、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の彼にとっては、戸惑いの原因になっていたようです。
取った対策は次の通り
・友達に【宿題終えてからね】と毎回確認しておく。
・帰宅時に本人から約束の有無を聞き、これからやることを軽くおさらい(宿題を終えたら今日は~~して遊ぶ・~~くんの家に遊びに行くなど)
それでも友達が来てしまった場合は、帰宅後にやるという約束のもとに遊びを許可して、宿題を中心に習慣づけていきました。
宿題を遊ぶ前を基本に設定しているのは、『遊びから帰ってきた時のコンディションが保証できない』ことと、『弟妹が帰ってくると集中できない』から。なるべく集中できる環境を考えるとこうなりました。
最初の夏休みを迎える頃にはしっかり習慣づいて、集中力が途切れることも少なくなり、夏休みのスケジュールで毎日少しずつ宿題を決まった時間に挟むことで決定打に。三年生の今では、宿題をやり切る時間に『友達と遊ぶ時間』『ゲームをやる時間』などを加味して、流動的に約束したりしています(泣)

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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