ASDでACの妻と
アスペルガーのこども2人を持つ
定型夫の研究帳を公開します。

Category:軽度アスペルガーな長男

長男

4歳:自分でお絵かき出来るようになる│自分でやろうとする意欲がない理由

2014-04-15 Category:軽度アスペルガーな長男
4歳になるこれまで、保育所のカリキュラムでは他の子と同じように絵を描く。
でも、家だと自分から描こうとはしないし、落書き帳を開いても
『くじらってどう描くの?』
『らいおんってどう描けばいいの?』
『くるまってどう描くの?』
と聞くばかりで好きな様に描こうとしない。『自分の好きなように描いてごらん』と、自由に描くようにうながすと、完全に手が止まる。
そして半泣き状態でいつも結果は……
『~~描いてぇ!』
それが4歳になって、やっと自分で絵を描くようになった。
今までの【溜め】を爆発させるように色々描き出す。その種類やジャンルは幅広く、周りの大人を驚かせるようになった。
■今だから分かること
今回は『お絵かき』を中心に、彼の『自主性』の全てに共通する独特なとらえかたの話になります。これはわが家の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の当事者3人(妻・長男・娘)にも存在するポイントですが、彼の場合が一番わかりやすいので彼中心にまとめます。
上記の通り、自分で絵を描くことが非常に苦手な子でした。また、描いてあげると、あれもこれもと際限がなく増えていきます。まるで『お絵かきは描いてもらうもの』と思い込んでいるようなくらい。
今なら分かることといえば、保育所で問題なく描けているのは『こういう絵を描きましょう』と、具体的な題材と方法、テーマと完成図があったからでしょう。家でのお絵かきは自由すぎてどうして良いのか不安になったのではないかと。
当時、彼が絵を描きだすようになったのは、絵を描く描かないに限らず、わが家の自閉症スペクトラムの当事者3人(妻・長男・娘)に共通する、GOサインの『ボーダーライン』を超えたからだと思います。
GOサインの『ボーダーライン』とはどういうことかといいますと、新しいことや失敗を恐れたり、不安に感じやすいASの特性がまず基本です。わが家の3人は、何か新しいことに臨む時や、提案をされた時にこれらの失敗を避けるために情報を集めます(様子見や何度もおなじ質問をするなど)。
それらが一定の量蓄積されて、安心材料になった時に、突如行動を開始。熟考していた後なので、実際の現象と一致すると、驚異的な速さで把握していきます。このGOサインがでるまでには、ASD当事者それぞれのボーダーラインが設定されているようです。
長男の場合、この時は分かりやすく『お絵かきする』行動のボーダーラインを超える材料が揃ったということかと思われます。【~~はこう描く】【こんなふうに画用紙を使ってもいい】など。彼の場合、受動的な姿勢も多いため、【お着替え・おはし・おかたずけ】などの、生活範囲の所作ひとつひとつですらボーダーラインが遠く、憶えているし分かっているがやらない期間がいつも長く続きました。
これらのボーダーラインの場所をこちらが理解すると、的確な指示につながりやすくなります。
また、妻の場合は自身でその傾向を認知することで、いちいち立ち止まってしまう状態と、そこから苦手や不安感に変換されてしまう連鎖をほとんど解消することに成功しました。
ちなみに彼の描く絵は特徴的で【シカ】と【トナカイ】と【ヘラジカ】を描き分けたり、【クジラ】を描いた後、その付近の【生態系を正確に再現】したり、【車】を前や横でなく、立体的に斜めから見たような構図で描いたり。
同年齢の子たちと比べて、お絵かきに求める終着点が違っていました。私も楽しくなり、彼に絵を教えていたりしました(一応、美大の油絵科出身)。結果、彼は何か絵を描く度にことごとく賞をもらっています。
現在三年生。『背景を描く』『混色』など、段々と小学校のカリキュラムが入ってくる中、新しい概念にやや困惑し低調気味です。まあ、そうなるだろうなーとは思っていましたが……。それでも落書きで遊んだりなど、絵を描くことを楽しんでいるので、現在は見守り中です。

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  • 夫。30代。
    定型。フリーのデザイナー。
    自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
    心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

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