長男
頭を下げることはあっても、
『ごめんなさい』は絶対に言わない。
『ごめんなさい』は絶対に言わない。
口を真一文字にしっかり結んで、
歯をくいしばって言おうとしない。
歯をくいしばって言おうとしない。
■今だから分かること
当時の親としての私の失敗は、この態度が『罪を認めない!』的な態度だと一方的に思い込んでいたことです。
実際は『0か100か』の発想が基本だった長男は、私の想像以上に『罪』を意識していたようです。大事になってしまうから『軽く謝る』なども足がすくんでしまう。
また、『謝らなければならない』状況に戸惑い、パニックを起こし、途中に投げかけられた言葉や質問に対する答えを出そうと必死になってしまっていることも。場合によっては自分の行動の正当性を探すために思考を巡らせていることもあります。
正直、これが分かったのは娘が4歳後半に差し掛かってから。
娘で理解できて、長男の過去がわかったという、彼には非常に申し訳ない事例です。
(※もちろん逆ギレで謝らないこともありますが、そんな時はしっかり理解するまで説明します)
娘で理解できて、長男の過去がわかったという、彼には非常に申し訳ない事例です。
(※もちろん逆ギレで謝らないこともありますが、そんな時はしっかり理解するまで説明します)
そしてこれが我が家の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の当事者3人に共通していることでもあります。
4~5歳からは普通に謝れるようにはなっていましたが、それでもしでかした事が大きくなるとやはり沈黙してしまうことはあります。
そんな長男の場合、『目を見なくていいよ』と助け舟を出すようにしています。
想像以上に大きく捉えているわけですから、私が笑顔にでもならない限り緊張は解けないでしょうし、だからと言って私が笑うのも不自然です。
『目をそらす』自由がワンクッションになると、話す内容の入り方も違うようで、途中で自分から目をみながら訳を話しだしてくれたりします。
幼いうちは『ごめんなさい』を言わされることに対し、話を聞いてないように見えますが、しっかり蓄積していました。
後に他の経験とつながったり、前例ができると意外とすんなり動けるようになります。
後に他の経験とつながったり、前例ができると意外とすんなり動けるようになります。
【関連記事】⇒謝らない or 謝りすぎる
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中の人
夫。30代。
定型。フリーのデザイナー。
自宅で仕事をするかたわら、家事・DIY・訪問営業撃退に勤しむ。 本人は定型だが、何かしら発達障害との縁が深い。
心労と過労で3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。
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